武田薬品工業の企業研究
Takeda Pharmaceutical Company Limited.
はじめに
この記事を読んでいる方の中には、武田薬品への就職を目指している学生もいらっしゃるかもしれません。面接で問われた時に、「なぜこの会社なのか?」をしっかりと語れるように、この記事では、以下の3つの項目から企業研究を行っていきます。
(1)会社概要 (2)「企業」を知る (3)「採用情報」を知る
他のライバルとの差を付けるためにも、この記事を読んでしっかりと企業研究をしていきましょう。
会社概要(平成29年2月1日現在)
商号 | 武田薬品工業株式会社 (Takeda Pharmaceutical Company Limited.) |
---|---|
発足 | 創業:天明元年6月12日、設立:大正14年 1月29日 |
代表者 | 代表取締役 社長CEO クリストフ ウェバー |
従業員数 | 単体6,780名、連結31,168名(平成28年8月末時点) |
本社 | 大阪市中央区道修町四丁目1番1号 |
売上高 | 1兆8,074億円(連結、平成26年3月期) |
一人当たり売上高 | およそ5,800万円(連結、平成28年3月期) |
営業利益 | 1,308億円(連結、平成28年3月期) |
初任給 | 【研究職、開発職、生産技術職、MR職、スタッフ職】 博士卒=298,000円・修士卒=264,000円・学部卒=240,000円 【生産技術職】 学部卒=205,000円(平成27年度実績) |
平均年収 | 960万円(平成28年3月31日現在) |
「企業」を知る。志望理由でライバルとの差を付けよう!
武田薬品工業について深く知るために、まずは武田薬品工業の経営理念を確認しましょう。そこから武田薬品工業が求める人材が見えてくるはずです。企業が求める人材を知ることで、あなたが何をアピールすべきかが分かります。
武田薬品工業の企業理念は、以下の通り。
優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する
(武田薬品工業 会社情報 経営の基本精神より引用)
ここから分かるポイントは、すべての人の健康のために、誠実さを持って、医療の未来に貢献していくというものです。
武田薬品工業には、タケダイズムという判断基準を設けており、いかなる場面においても誠実(何事にも高い倫理観をもって、公正、正直に取り組む基本姿勢と、より良き姿を追求し続ける不屈の精神)であることを旨としています。これらは、ダイバーシティ、コミットメント、情熱、チームワーク、透明性、イノベーションを核としているようです。
ですから、経営理念に共感した上で、みなさんがアピールすべきなのは以下の3点です。
・武田薬品工業の理念への共感
・チームワークを発揮して何かを成し遂げた経験
・誠実さをアピールする経験
次に、製薬業界の中で武田薬品工業と競合会社と比較してみましょう。
武田薬品工業の競合会社といえば、アステラス製薬があげられます。今回は、武田薬品工業とアステラス製薬を比較してみましょう。
はじめに事業内容を見ていきます。
武田薬品工業は、230余年の歴史を持つ売上高国内首位のグローバル製薬企業。70カ国以上におよぶグローバルな事業基盤を持ち、世界における売上高では16位となっています。
主な事業は、連結売上高の約9割を占める 「医療用医薬品事業」と、「コンシューマーヘルスケア事業」で、特にオンコロジー(がん)領域のリーダーを目指すとともに、消化器系疾患(GI)領域におけるイノベーションにも挑戦し続けています。
このような方針のため研究開発費における投資額でも国内トップに。平成27年度は売上高の19.1%に当たる3,459億円を投じるなど、世界レベルの研究開発や京都大学iPS細胞研究所とのパートナーシップなど、積極的な取り組みを行っています。
また、同社では「医薬品を通じて人々の人生に貢献する」という目標のもと、仕事の仲間とともに切磋琢磨する職場環境が整えられています。世界中の多様な専門性や文化的背景を持つ従業員が力を合わせて強力な組織を創りあげていることが同社の特徴の1つと言えるでしょう。
さらに、同社は人々の健康に更に貢献を果たす企業となるために、人材育成への継続的取り組みが欠かせないと考えています。従業員のスキルを高める独自の人材育成プログラムで、将来の武田薬品工業と製薬業界を牽引するリーダーの育成に注力しています。
対するアステラス製薬は、平成17年に山之内製薬と藤沢医薬品工業が合併して発足した企業。医薬品の研究、開発、製造、そして販売を一貫して行い、国内売上高ランキングでは第2位となっています。
また、海外においては売上高で18位につけており、アメリカ、ヨーロッパ、アジア・オセアニアを中心に世界50か国に自社の販売網を擁し、グローバル事業を幅広く展開。売上高に占める海外売上高の割合は63.8%で国内トップ。
また、同社の特徴は「医薬品事業」に経営資源を集中していること。新薬の研究開発に積極的に取り組んでおり、中でも「泌尿器」「免疫疾患および感染症」「精神・神経疾患」「糖尿病合併症および代謝性疾患」「がん」という5つの領域を重点研究領域として創製を行っています。
次に、財務状況を見ていきましょう。
平成28年3月期の武田薬品工業の売上高は連結1兆8,074億円であるのに対し、アステラス製薬は1兆3,727億円と武田薬品工業が上回る結果に。武田薬品工業は国内製薬会社のトップに君臨する一方、アステラス製薬は第3位に付けています。
また、営業利益は、武田薬品工業が連結1,308億円のところ、アステラス製薬は連結2,490億円となっています。
当期会計年度における武田薬品工業は、医療用医薬事業の売上高が前年同期比342億円増収、営業利益は2,817億円の増益に。また、コンシューマーヘルスケア事業では、アリナミン錠剤類などの増収で同65億円の増収、17億円の増益となっており、業績が順調に推移していることがわかります。
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また、近年の業界トレンドも見ておきましょう。
日本政府は製薬産業を経済成長の牽引役の1つとして挙げており、経済政策の中でも重点分野として認識しています。そして、平成42年までに「日本を世界一の創薬国に」「世界のトップ企業の輩出」という目標を掲げ、医薬品・医療機器産業の中長期的将来像「医薬品産業ビジョン2013」を公表。
その中で、創薬の成功確率を高めるための試みとして、研究開発における司令塔機能の創設や、産学官の連携による創薬の体制づくり、国際水準に匹敵する臨床研究・治験の構築などに取り組むことが表されています。今後も、日本の高品質な薬剤の創出とグローバル化を目指した、国を挙げての支援が注目されます。
「採用情報」を知る。過去の選考をチェックしよう!
こまで武田薬品工業についての様々な情報を見てきましたが、最後は同社の過去の採用情報を知り、早めの対策準備を行っていきましょう。 【
・待遇 | 新卒採用 | 募集要項 | 武田薬品工業株式会社 採用サイト, 2015年1月16日DL.
・武田薬品工業 年収(30歳時:753万円)‐年収リサーチ, 2015年1月16日DL.
・製薬業界の現状、ランキング等を分析-業界動向サーチ,2015年1月16日DL.
・アステラス製薬|アステラスの強み,2015年1月16日DL.
・会社概要 | 会社情報 | 武田薬品工業株式会社,http://www.takeda.co.jp/company/,平成29年2月1日DL.
・4_securities_2016.pdf,https://www.astellas.com/jp/ir/library/pdf/4_securities_2016.pdf,平成29年2月1日DL.
・募集職種・選考プロセス | 募集要項 | 採用サイト | 武田薬品工業株式会社,http://www.takeda.co.jp/recruitment/guideline/works.html,平成29年2月1日DL.
・待遇 | 募集要項 | 採用サイト | 武田薬品工業株式会社,http://www.takeda.co.jp/recruitment/guideline/treatment.html,平成29年2月1日DL.
・asr139_jp.pdf,http://www.takeda.co.jp/investor-information/files/asr139_jp.pdf,平成29年2月1日DL.
・武田薬品工業 内定者の選考・面接体験記- みん就(みんなの就職活動日記),http://www.nikki.ne.jp/naitei/4502/,平成29年2月1日DL.
・【最新版】国内製薬会社2015年度決算ランキング―塩野義や小野が躍進、海外売上高比率はアステラスがトップ | AnswersNews,https://answers.ten-navi.com/pharmanews/6910/,平成29年2月1日DL.
・製薬業界を知る|【第一三共株式会社】Recruiting SITE,http://www.daiichisankyo-recruiting.com/industry/,平成29年2月1日DL.
・2016_takeda_corporate-profile_jp.pdf,http://www.takeda.co.jp/news/files/2016_takeda_corporate-profile_jp.pdf,平成29年2月1日DL.
・武田薬品工業 - Wikipedia,https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E8%96%AC%E5%93%81%E5%B7%A5%E6%A5%AD,平成29年2月1日DL.
・武田薬品工業の内定/通過ES(エントリシート)一覧【就活会議】,https://syukatsu-kaigi.jp/companies/43694/entry_sheets,平成29年2月1日DL.
・武田薬品工業株式会社|キャリタス就活2017|新卒・既卒学生向け就職活動・採用情報サイト,https://job.career-tasu.jp/2017/corp/00002059/jobs/,平成29年2月1日DL.
・【2016卒】武田薬品工業の志望動機/面接の質問がわかる選考体験記 No.1356,https://syukatsu-kaigi.jp/companies/43694/screening_experiences/1356,平成29年2月1日DL.
・武田薬品工業 年収(30歳時:753万円)‐年収リサーチ, 2015年1月16日DL.
・製薬業界の現状、ランキング等を分析-業界動向サーチ,2015年1月16日DL.
・アステラス製薬|アステラスの強み,2015年1月16日DL.
・会社概要 | 会社情報 | 武田薬品工業株式会社,http://www.takeda.co.jp/company/,平成29年2月1日DL.
・4_securities_2016.pdf,https://www.astellas.com/jp/ir/library/pdf/4_securities_2016.pdf,平成29年2月1日DL.
・募集職種・選考プロセス | 募集要項 | 採用サイト | 武田薬品工業株式会社,http://www.takeda.co.jp/recruitment/guideline/works.html,平成29年2月1日DL.
・待遇 | 募集要項 | 採用サイト | 武田薬品工業株式会社,http://www.takeda.co.jp/recruitment/guideline/treatment.html,平成29年2月1日DL.
・asr139_jp.pdf,http://www.takeda.co.jp/investor-information/files/asr139_jp.pdf,平成29年2月1日DL.
・武田薬品工業 内定者の選考・面接体験記- みん就(みんなの就職活動日記),http://www.nikki.ne.jp/naitei/4502/,平成29年2月1日DL.
・【最新版】国内製薬会社2015年度決算ランキング―塩野義や小野が躍進、海外売上高比率はアステラスがトップ | AnswersNews,https://answers.ten-navi.com/pharmanews/6910/,平成29年2月1日DL.
・製薬業界を知る|【第一三共株式会社】Recruiting SITE,http://www.daiichisankyo-recruiting.com/industry/,平成29年2月1日DL.
・2016_takeda_corporate-profile_jp.pdf,http://www.takeda.co.jp/news/files/2016_takeda_corporate-profile_jp.pdf,平成29年2月1日DL.
・武田薬品工業 - Wikipedia,https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E8%96%AC%E5%93%81%E5%B7%A5%E6%A5%AD,平成29年2月1日DL.
・武田薬品工業の内定/通過ES(エントリシート)一覧【就活会議】,https://syukatsu-kaigi.jp/companies/43694/entry_sheets,平成29年2月1日DL.
・武田薬品工業株式会社|キャリタス就活2017|新卒・既卒学生向け就職活動・採用情報サイト,https://job.career-tasu.jp/2017/corp/00002059/jobs/,平成29年2月1日DL.
・【2016卒】武田薬品工業の志望動機/面接の質問がわかる選考体験記 No.1356,https://syukatsu-kaigi.jp/companies/43694/screening_experiences/1356,平成29年2月1日DL.
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